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ふじくらみほ作品展

鎌倉暮らしを連載している ふじくらさんの作品展の
ご案内です.。

―ふじくらみほ作品展 「しゅ を はこぶ」―
9月9日(水)〜16日(水)まで。
鎌倉市二階堂のAtelier Kikaにて。

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本日も口福なり


5月は 自室で過ごす時間がさらに増えた。

制作と 在宅勤務と

ベランダに椅子を出し 風に当たる
新緑のむんとした薫りと潮のにおい

この春先から風の強い日が多いような気がする。

新参者のウイルスを吹き飛ばすように
地球が いつもより強く 風を起こしているよう

野菜の美味しい季節
市場から帰ると直ぐに そのままで囓り確認
それだけで好いのだけれど  どうにも触れていたくて仕様がない。
しかし 手数は少なく 至極簡単、単純にと、心掛けながら。

fuji2.jpg

ときには 料理本と同じものを作りたくなったり
母の味が懐かしくなったり
素人の台所あそび

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『幸田文 台所帖』(幸田文・著/青木玉・編/平凡社/2009年)では、
露伴先生曰く「おいしく料っておいしく食べるのはしあわせ多きこと」
文さんは「ただいつも頭にあったのは季節ということだけです。」と記しています。


口にしたもの 全てで この身体は作られている。
この身体の細胞ひとつひとつが 考え 記憶し そして 動く。

緊急事態宣言解除後の或る夕、海へ

.....................fujia4.jpg


材木座海岸へ足を伸ばすと思いの外、空いていた。

佇むひと 走るひと 犬と散歩のひと 写真を撮るひと 穴を掘るひと
トランペットを吹くひと 立ち話しをするひと
波と戯れるひと 何かを練習のひと

風に吹かれ 月や空色や雲の変化を見詰めていると
人間て ほんとうに小さな生きものなのだな、と。
そして しぶとい生きものなのだと実感。

そして自分は 呼吸する星の 細胞のひとつぶなのだと。


自室にて

自室に居るのが好きなので
こんな御時世でも 穏やかな日乗

温度と湿度を見計らい金繕いにつかう生漆で、
いつものお弁当箱をお手入れ
拭き漆を見様見真似でやってみる。
ついでに白木の鰹節削り器も拭く
     
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     はじめ 豆乳色の漆が 空気に触れるとミルク珈琲色に
          そして 美しい艶の深い褐色となる。

  藍をあつかったことはないけれど
  これも 空気に触れると 色を変えると云う
  植物のふしぎ
  いろのふしぎ
  発酵のふしぎ

  看板制作の依頼をいただき
  大工さんに厚い檜の板を切って貰う

  fuji204b.jpg

    手の平で撫でさすりながら手探りで 紙やすりをかけ磨く
    好い香りに包まれながらの手作業
    この目は頼りないので
    指先で 木目を読み イメージを辿る
    単純な手仕事が何とも 愉しい
    合間に料理をしたり 道具の手入れ

     fuji204c.jpg
                       
                         そんなこんなで
                 日々是好日と云える 有り難き 仕合わせ


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